• 森と共存するライフスタイル
現代人の新しいライフスタイルに寄り添い
自然と共生する家、ログハウス

豊かな森林に恵まれている地球では
ヨーロッパからアメリカまで世界各国の広い範囲にわたり
丸太を使用したログハウスが作られています。
その発祥地や年代は、明確にはわかっていませんが
昔の人々にとって斧と槌などの最低限の工具で組み立てられるログハウスは
耐久性も高く合理的で優れた建築物だったといえるでしょう。

現代においては、住む人の個性やライフスタイルに寄り添いながら
快適で穏やかな空間を提供してくれる家として人気の高いログハウス。
木の温もりで住人を癒し、自然とともに生きていることを感じさせてくれます。
スローライフやアウトドアをはじめとした自然派生活、自家菜園、オーガニック栽培、週末農業など
現代人のライフスタイルの変化にともなって今後の発展が期待されています。

ログハウスの歴史と種類

歴史

天平宝字3年頃に建築された、
日本最古のログハウス

日本最古のログハウスは、東大寺にある正倉院宝庫であるといわれています。正確な建築年時は判明していませんが、文献より天平宝字3年(759年)頃であると推測されています。正倉院宝庫に収められている物は、絵画や刀剣をはじめとした国内外の宝物およそ9,000点。それらが1250年以上もの間よい状態を保つことができた理由には、高床式の構造であることや、木の材質が持つ吸放湿性を活かしたログハウスだったことなどが挙げられます。

昭和初期、日本アルプスに誕生した
ログホテル

昭和に入ると本格的なログハウスが誕生します。イギリス人宣教師ウォルター・ウェストンにより「日本にもアルプスがある」と絶賛された上高地が、“日本アルプス”として世界に紹介されたことがきっかけでした。それにより、国内のみならず海外からの観光客も増え、政府が上高地リゾート計画を発表。1933年には、アルプスにある山のホテルをモデルにしたログホテル「上高地帝国ホテル」が建てられました。

ライフスタイルを楽しむ、
現代人のログライフ

現在のログハウス現在、ログハウスはその耐火性が認められたことにより市街地にも建築できるようになり、地震に強い構造を持つ建築物として、耐震性の高さも認知されるようになりました。
さらに近年、老後の生活をログハウスで過ごしたいという方や、都会を離れて田舎で暮らすことに憧れを抱く若者などが増え、ライフスタイルの観点からも人気が高まっています。

種類

ログハウスとは、丸太を積み重ねてできた壁を基本として作られる建築物のことをいいますが、最近では、太い丸太をそのまま使用した建物をログハウスと呼ぶこともあります。 ここでは代表的な3つのログハウスを簡単にご紹介いたします。

ハンドカットログハウス

ハンドカットログハウス

最もワイルドで本格派のログハウスです。耐震性の高い丸太組構法(※1)で作られており、熟練のログビルダーがチェンソーを使って仕上げていきます。
ハンドカットログハウスは、すべてが職人による手作りのログハウス。伐採した大きな丸太の皮をナイフで1本1本剥いていくことから始まります。また、キッチンのアーチや彫刻もログビルダーがチェンソーでデザインします(※2)。木の魅力はもちろんのこと、人の手による温かみも感じることができるのが、ハンドカットログハウスの特徴です。
すべてが手作りのハンドカットログハウスは“世界にただひとつだけの家”。多くの人が憧れるログハウスの王様です。

マシンカットログハウス

マシンカットログハウス

50年ほど前にフィンランドで生まれたログハウスです。コンピューターを内蔵した製材機械で精度の高いログ材を作り、丸太組構法(※1)で建築します。安定した品質のログ材を大量生産できるマシンカットは、比較的低コストでありながら良質なログハウスを建てられるのが特徴です。
さらに、丸ログや角ログなど数種類のログ材から選ぶことができるため、「外壁は丸太のデザインがいいけど、内側は家具が置きやすい平面の壁がいい」など、デザインだけでなく住みやすさにもこだわることができます。伝統的でモダンなデザインのマシンカットログハウスには、どんなインテリアもお洒落に映えるでしょう。

ポスト&ビーム

ポスト&ビーム

「ポスト&ビーム」とは、「柱と梁」という意味で、ポスト(柱)とビーム(梁)に丸太を使って建てられるログハウスです。丸太組構法(※1)とは異なり在来の木造住宅に近い構造のため、ログハウスの雰囲気を残しながらも、間取りを自由に考えることができます。
法律的には在来工法と同じ扱いとなるポスト&ビームは、ログハウスの土地規制やメンテナンスの煩わしさを心配されている方にもお勧め。ログハウスに比べると木の温もりが少ないかもしれませんが、柱や梁に使用される丸太には大きな存在感があります。
ポスト&ビームは、敷地の広さを問わずライフスタイルに合わせて建てられるため、二世帯住宅の建て替えをお考えの方などにも人気です。

(※1)丸太組構法…丸太を組み上げて作る構法。上下の丸太が交差する部分を加工して、交差部をがっちりと密着させて組み上げます。
(※2)チェンソーでデザインすることを「カービング」ともいいます。